いざ、雪の回廊!車載輪行で渋峠行ってきた(@群馬県/長野県 渋峠)
【訪問日:2021年4月24日】
お久しぶりです。前回の記事から3ヶ月近くサボってました、ごめんなさい。大学入学で忙しかったから許してほしい。
さて、今回向かったのはヒルクライマーの聖地の一つ「渋峠」です!簡単に説明すると渋峠は群馬県の草津から長野県山ノ内町を繋ぐ志賀草津道路(R292)の途中、群馬県と長野県のちょうど県境あたりにある峠で、そのピークは2172mと日本国道最高地点となってます!
2000m超えの高地であることから5月になっても残雪が豊富で、活火山である草津白根山がすぐそばにあるおかげで風光明媚、火山ガスの影響か森林限界も早めに訪れて景色を遮る木も全然ないです。その一方、草津白根山が活発な火山であり志賀草津道路が火口付近を通っているため、噴火警戒レベルが2になるとオープンカーやバイク、自転車は通行が不可能になり、現にこれまでの4年間は群馬県側からのアクセスが不可能な状態になってました。
それが!今年の3月に!噴火警戒レベルが1に下がったおかげで!群馬県側から渋峠に自転車で行くことが可能になりました!!!
ということでこれは行かねばならんと、4月23日に冬期閉鎖が解除された直後の24日に駆けつけたわけです。ちなみに渋峠は公共交通機関で輪行すると最寄駅の長野原草津口からだと30kmちょいあるのですが、今回は長距離運転の練習も兼ねて自宅から自転車を車に積んで自走、殺生河原駐車場からのいいとこ取りプランで20kmほど省略しました。片道3時間半はシャレになんないくらい疲れましたが、上り坂をエンジンで駆け上がるのは自転車にはない感覚、何より楽ちんでした最高。
それでは本題です。まずは朝6時に自宅を出発して関越道に乗って遠路はるばる3時間半、殺生河原ゲートに到着!
もうすでに景色がやばいです。あと硫黄臭い。
出発して即これです。渋峠のポテンシャル半端なくない?
ここら辺は火山性ガスが充満することがあるらしく駐停車禁止の標識がそこら中にあるんですけど、噴火警戒レベルが1の今は止まっていいらしい?です。自分はビビって止まれずまともに写真撮ってません;;
さて、これから登る道が見えてきました。いつもだったらげんなりする所ですが、今回ばかりはめっちゃテンション上がります。こんなに登りたくなる峠ってなかなかないと思う。
これは道中にあった標識と浅間山と愛車のショット。景色よすぎて何回も足を止めるのでめっちゃ時間かかっちゃいました。
あんな高いところに道路が... でもワクワクしかありません。あそこから見える景色はどんなだろうか、と気になって疲れも気になりません。
自分が走ってきた道が見える峠、めっちゃ好きです。
この高所感、この景色、今まで経験したことのないレベルで絶景が降りかかってきて頭が混乱してきますw
ここら辺から本格的に残雪が増えてきました。本来、自転車と雪は犬猿の仲的な関係なのですが、完璧に除雪されてるおかげで安心して走りつつ大量の雪を眺めることができてます。感謝
ナイスワインディング!
これもいいワインディング!バイクで走っても気持ちよさそう。
次に見えてきたのは湯釜です。ここが志賀草津道路が閉鎖される元凶ですねー。今も登れないらしいです。
前方に国道最高地点が見えてきました。
と、その前にみんな登ってる小さい山があったので登ってきました!
来た道。
行く道。
横手山もよく見える!
あとで調べたけど特に名前はなかったっぽいです。一番上の三つは自分が積んできましたw
そしていよいよ雪の回廊に到着!!!
冬季閉鎖解除直後だけのご褒美です、でも今年は少し低いらしい。
それでも身長の2〜3倍の高さはあってビビります。
めっっっちゃ人います。もっと早い時間に来た方がいいかも。
雪の壁感がすごい。これ見ると乗鞍も行きたくなるなぁ。
そんなこんなで日本国道最高地点、到着!
狭い駐車場に車とバイクと自転車がしっちゃかめっちゃかしてます。
県境はまだ癌には効かないが、そのうち効くようになる。
そういえばお昼ご飯は渋峠ホテルを長野県側に少し下るとある横手山ドライブインでカツ丼食べました。コーラがめっちゃ身に沁みる!
このあとはピストンでスーパーダウンヒルタイムですね。今までじっくりと見てきた最高の景色を眼下に眺めながら高速でかっ飛ばすの、めちゃくちゃ楽しいです。ダウンヒルが好きで自転車続けてきたといっても過言ではないと思う。
殺生河原で自転車を車にしまってあとはドライブパートですねー
草津温泉の湯畑見てすぐ出発する贅沢ムーブ、まぁ一度来たことあるからね。
これは八ッ場ダム、卒論で扱ったダムなので感慨深いです。資料館も面白かった。
最後に榛名山!最近頭文字D読み終わったばっかなので景色がそのままで感動しました。もちろんダウンヒルは原作と同じルートで!
下ったらそのまま渋川伊香保ICから関越で帰宅です。12時間くらいぶっ続けで行動してたせいでマジで眠かったです。たまにフラついたのは内緒
渋峠、今回はこんな感じでしたー。自転車乗りの最終到達点の一つといっても過言ではないので訪れて損はないです!しかもいつ閉鎖されるかもわからないし。
それではまた次回。